K-POP第4世代の代表ガールズグループLE SSERAFIMが、GoogleのAndroidとコラボレーションした新曲「Come Over」のミュージックビデオを3月31日に公開し、AIチャットボット「Gemini」を活用した演出が注目を集めている。
「Come Over」は、LE SSERAFIMが3月14日にリリースした5枚目のミニアルバム「HOT」に収録された楽曲である。今回のMVは、Googleの最新AI「Gemini」を用いた演出を盛り込んでおり、テクノロジーと音楽の融合が話題を呼んでいる。
MVの中では、メンバーのサクラがスーパーで商品に書かれたアナグラムをGeminiを通して解読したり、Geminiを介してメンバー同士がメッセージを送信したりする場面が登場する。さらに、Androidキャラクターがメンバーと同じ衣装を着用して登場するなど、視覚的にもユニークな構成となっている。
特に印象的なのは、Geminiが解読した暗号「Open a new world(新しい世界を開け)」のメッセージに導かれて、メンバーが閉ざされた空間を抜け出し、プールやコンベアベルトなど多彩な場所でダンスパフォーマンスを披露するシーンである。
所属事務所のSOURCE MUSICは、「このMVは“今この瞬間の感情に素直に反応して、皆で踊って楽しもう”という曲のメッセージを、メンバーが終始楽しそうに踊る姿で表現した」と述べた。
音楽チャートでも「Come Over」は好調な成績を記録しており、Spotifyの「デイリー トップ ソング」では韓国で27位(3月19日付)、アメリカで165位(3月14日付)、日本で168位(3月17日付)にランクインした。また、3月26日に発表されたBillboard Japanの「Hot Shot Songs」(集計期間3月17〜23日)では6位に急上昇し、アルバム収録曲ながら人気の高さを証明した。
さらに同日、LE SSERAFIMは「Come Over(Remixes)」というリミックスアルバムも発表しており、ファン層のさらなる拡大が期待される。
同アルバムのタイトル曲「HOT」も引き続き注目を集めており、Spotify「ウィークリー トップ ソング グローバル」(集計期間3月21〜27日)で154位に入り、2週連続でチャート入りを果たした。